夢の跡地

ちいさな夢を叶えたら書くブログ

2023_006 演劇のワークショップに参加する

 パンデミックよりずっと前からこの目標は掲げていたのですが、いかんせん「どこで」というところでなかなか思い切れず、ずるずる先延ばしにしているうちに今に至ります。これもご縁ということで。

www.aihall.com

 参加したワークショップは、AI・HALLアイホール)の土曜日のワークショップ「お芝居をかじってみよう」です。講師の上田一軒さんは、お恥ずかしながらABC放送「THE GREATEST SHOWNEN」で知ったのですが、お名前を調べるとあらびっくり。アイホールですでにワークショップを開いていらっしゃるではありませんか。

 今度ワークショップがあったら行こう! と心に誓ったのがそのパンデミック下なわけで。「いつか」が現実になったといううれしさもあるのですが、それを上回ったのが他でもない「お芝居の大変さ」でした。

 セリフや段取りを覚えるだけでいっぱいいっぱいになると、相手のセリフの途中で言い出してしまったり、リアクションがまるでできずに棒立ちになったり。記憶力にさっぱり自信がないわたしにとって、最初はどうしていいかわからず、とにかくワーワーと声を出すことしかできませんでした。

 それでも、先生のお話はとても腑に落ちて、セリフは言葉のキャッチボールではなく気持ちのキャッチボール、という言葉から、少しずつセリフが頭に入ってくるようになりました。体を使って反応することもそうですが、「なにを言いたいかではなく、なにを伝えたいか」ということがどれだけ大事か、ひしひしと身に沁みました。これはきっと、なににでも言えることなんだとも思いました。

 お芝居をかじる、と言っても、ほんのちょこっと端っこを摘まんだ程度ではありましたが、わたしにとってこの経験は、いろんな意味で刺激になりました。この経験は、これからいろんな場面でわたしを支えてくれるような気がします。

 余談ですが、最弱を自負している手押し相撲。ワークショップでやることになり、久しぶりにやってみたのですが、何故か脳裏を岡田准一氏が掠め、「戦わずして勝つ」という言葉を思い出し、あっさり勝利。さすがに男性相手だと難しいかも、とは思いますが、相手の力を利用するということをはじめて実践できた瞬間でした。手押し相撲で勝てる日が来ると思わなかったので、思いがけずうれしい経験ができました。

 それにしてもアイホール。今までも相当いろいろやっているのに、なんで今まで気づかなかったんだろう。わたしが情報をキャッチできていないだけなのだけれど。このまま無くなってしまうなんて惜しいにもほどがある今日この頃です。なんとかならんのか伊丹~~! こんなにすばらしいものを手放さないで~~!

(ワークショップの内容を書くのはちょっとあれだな、と思ったので感想だけですが、15~17人くらいのアットホームな感じで、先生はいつも話に笑いを挟んでくださって、緊張しつつも積極的に取り組める空気感がとてもありがたかったです)

 

 AI・HALL、ワークショップの他、貸館公演、自主公演などいろいろやっています。寄席も定期的にしているようなので、ご興味ある方はぜひ。

www.aihall.com