夢の跡地

ちいさな夢を叶えたら書くブログ

性懲りもなく夢を追うブログ

 2024年になりました。なってもう3か月も経っています。無職目前のわたしですが、今年も「やりたいことリスト100」を叶えたらこのブログを書いていきたいと思います。

 2023年は、かなしいかな7月以降ほぼ身動きが取れず、年末まで歩くのもままならないというありさまでした。おかげさまで病名がわかったので、これからはマイナーなジャンルの中ではメジャーらしい「慢性脱髄性多発神経炎(CIDP)」という病気と付き合いながら、やりたいことをやっていこうと思います。

 CIDPの治療薬でステロイドを飲んでいるのですが、これがまた厄介で、副作用がたくさんあるんですね。もううんざりするほど副作用が書いてある紙をもらいまして、どれがどう出るかわからないとのことで。そういう「副作用ガチャ」も楽しみつつ(?)やっていけたらいいな、と思います。今のところ、確定ガチャが「ステロイド精神病」で軽躁状態とのことです。我ながら引きが強い。

 ステロイド精神病の悪化もあって、心療内科で薬を処方してもらって、今まで放置していた発達障害の検査を受けることにしました。こればっかりはもう、全部やってやるぞという強い気持ちです。まずは自分を知ろうじゃないかという。35歳なんですけどね。35歳で自分を知るっていう。思い立ったときがそのときなんですよ、なんでも。

 と、自分を適度に甘やかしつつ、やりたいことリスト100を目指して、今度こそゆるゆると達成していきたいと思います。目指せ10!(すくなっ!)

2023_007 運転免許を返納する

 わたしが免許を取得したのは、亡き祖父の意向としか言いようがない。学生時代、「○○ちゃんの運転する車に乗りたい」と言われていたわたしは、その祖父の夢を叶えるだけのために免許を取得した。約束は無事果たし、祖父は数年後他界。実家はすでに軽自動車を手放しており、わたしはもっぱら自転車生活であった。

 ゴールド免許と言えども、乗っていないのだから当然である。3,000円と半日をかけて更新する意味も感じないし、今後、自家用車を購入する予定もない。なんせ維持費も掛かる。流行りのSDGsを考えれば電気自動車ということになるが、それもコストがかかりすぎるし、電気ならいいという話でもない。さいわい、市バスは不便ながらも1時間に1本以上は走っているし、最寄り駅までは徒歩でも行ける。やはり、今後自家用車の出番はない。

 高齢者の返納を呼びかける声が高まるなか、35歳になって一か月もしないうちに返納することになった。返納は、更新と同じ場所へ行けばいい。照会窓口に行くよう言われ、必要書類を二枚書いた。べつの窓口で証紙を購入し、書類を提出。写真撮影ののち、更新手続きの人と同じところで発行を待つ、という流れ。時間にしておよそ15分。

 窓口では「二度と乗れませんよ?」と念を押されたが、心療内科で処方されている薬の副作用を考えれば、二度と乗らない方がいい。免許証を持っているばっかりに「乗れるよね?」なんてことになっても困る。わたしは「病気なのでもう乗りません」と宣言した。窓口の人は「わかりました」と今度は潔く納得してくれた。なんとなく、肩の荷がおりたような気分だった。運転経歴証明書がどれほど身分を証明してくれるかはわからないが、ひとまず、お疲れさまでした。

2023_006 演劇のワークショップに参加する

 パンデミックよりずっと前からこの目標は掲げていたのですが、いかんせん「どこで」というところでなかなか思い切れず、ずるずる先延ばしにしているうちに今に至ります。これもご縁ということで。

www.aihall.com

 参加したワークショップは、AI・HALLアイホール)の土曜日のワークショップ「お芝居をかじってみよう」です。講師の上田一軒さんは、お恥ずかしながらABC放送「THE GREATEST SHOWNEN」で知ったのですが、お名前を調べるとあらびっくり。アイホールですでにワークショップを開いていらっしゃるではありませんか。

 今度ワークショップがあったら行こう! と心に誓ったのがそのパンデミック下なわけで。「いつか」が現実になったといううれしさもあるのですが、それを上回ったのが他でもない「お芝居の大変さ」でした。

 セリフや段取りを覚えるだけでいっぱいいっぱいになると、相手のセリフの途中で言い出してしまったり、リアクションがまるでできずに棒立ちになったり。記憶力にさっぱり自信がないわたしにとって、最初はどうしていいかわからず、とにかくワーワーと声を出すことしかできませんでした。

 それでも、先生のお話はとても腑に落ちて、セリフは言葉のキャッチボールではなく気持ちのキャッチボール、という言葉から、少しずつセリフが頭に入ってくるようになりました。体を使って反応することもそうですが、「なにを言いたいかではなく、なにを伝えたいか」ということがどれだけ大事か、ひしひしと身に沁みました。これはきっと、なににでも言えることなんだとも思いました。

 お芝居をかじる、と言っても、ほんのちょこっと端っこを摘まんだ程度ではありましたが、わたしにとってこの経験は、いろんな意味で刺激になりました。この経験は、これからいろんな場面でわたしを支えてくれるような気がします。

 余談ですが、最弱を自負している手押し相撲。ワークショップでやることになり、久しぶりにやってみたのですが、何故か脳裏を岡田准一氏が掠め、「戦わずして勝つ」という言葉を思い出し、あっさり勝利。さすがに男性相手だと難しいかも、とは思いますが、相手の力を利用するということをはじめて実践できた瞬間でした。手押し相撲で勝てる日が来ると思わなかったので、思いがけずうれしい経験ができました。

 それにしてもアイホール。今までも相当いろいろやっているのに、なんで今まで気づかなかったんだろう。わたしが情報をキャッチできていないだけなのだけれど。このまま無くなってしまうなんて惜しいにもほどがある今日この頃です。なんとかならんのか伊丹~~! こんなにすばらしいものを手放さないで~~!

(ワークショップの内容を書くのはちょっとあれだな、と思ったので感想だけですが、15~17人くらいのアットホームな感じで、先生はいつも話に笑いを挟んでくださって、緊張しつつも積極的に取り組める空気感がとてもありがたかったです)

 

 AI・HALL、ワークショップの他、貸館公演、自主公演などいろいろやっています。寄席も定期的にしているようなので、ご興味ある方はぜひ。

www.aihall.com

2023_005 ふるさと納税をする

 以前、茨木市ふるさと納税をしまして、返礼品がスーパーファンタジー絵描きこと松野和貴さんの「あなただけのちょこっと妖精」で、とてもすてきな妖精さんが我が家にきてくれました。ふるさとチョイスでは残りわずかとのこと。お早めに。

www.furusato-tax.jp

 はじめてのふるさと納税は返礼品目当て(妖精さん)だったので、今度は「応援したいところ」と決めていました。いろいろと考えて、まずは一番身近で、わたしにとっての「動物園」は、王子動物園なので、ここに決めました。

www.furusato-tax.jp

 大きめのポスターには園内の動物たちの写真が並んでいて、手帳には園内の動物のかわいいお顔がB6サイズで掲載されています。今はYouTubeTwitterで会えるパンダのタンタンさんも。

 さすがに年間パスポートは……と思ったので入場券5枚のほうにしました。家族は動物園にまるで興味がないので、友人を誘って行こうかと思います。

 キリンの子どもが大きくならないうちに……いや、すぐ大きくなっちゃうんですけどね! 急がないと! 

2023_004 眼鏡を買う

 肩こりも頭痛もひどくなってしまい、片頭痛の薬を常用するようになってふと気が付いたのです。「目、悪くなってね?」と。あまりにも遅い気づきだったのですが、まあ気づかないよりいいよね、と思い直し眼鏡屋へ。

 わたしの場合、どれだけフレームを安く済ませようとも、レンズがバカ高いので(国産! ブルーライトカット! 紫外線カット! 乱視ブレなし!)10万円くらいかかりました。ばかみたいでしょ。でも、これがわたしの生命線なんです。

 眼科医に「コンタクトレンズだと、被災したときにずっとつけていられないよ。家で被災するとは限らないんだから、眼鏡は必ず持ち歩いてね」と釘を刺されていたのです。そりゃあもう、ぐさぐさと刺されておりました。なんせ、わたしの視力は(裸眼で)右眼が0.003(なにそれ)、左眼が0.01という数値をたたき出しており、それはもう「力」でもなんでもないという状況なのです。幸い、乱視はそこまで強くないので、遠近はギリギリわかりますが、近視がひどいので裸眼の視界は新進気鋭の水彩画か、手振れ防止機能のないカメラで子どもが撮影した写真ばりに「ボケてブレている」という感じです。

 さすがに、なにかあったときに怖いな、と思ったのと、正直、コンタクト=おしゃれできる というわけでもないので、お気に入りの眼鏡で(暑い日は汗と格闘してますが)ご機嫌に過ごしたいと思います。これもある意味、コスパのひとつでございます。

 10年くらい視力下がりませんように。というか、今度見えにくくなったらそれはもう老眼ですわ。そうなったら潔く、老眼鏡買います。10万くらい出します。

2023_003 関西現代俳句大会に出す

 今年で3回目の参加でした。実は、昨年と同じ参加賞で「嘘でしょ!?」と大笑いしてしまいました。いやはや、あるだけいいと思うのですが。いやはや、言わんとしていることは伝わると思いますのでこれ以上言いませんが、だいぶ、おもしろかったです!(結構言ったな???)

 

 今回はギリギリまでできなくて、よんもじメンバー(ネットプリント「よんもじ」を作っているメンバー。西川火尖さん、藤田亜未さん、諸星千綾さん)に「どうしたらいいですか~~!」と泣きついたところ、LINE句会(袋回し)をしてもらって、なんとか9句できました。雪女の句はその場で作った句ではなかったんですが、ノートにあったので入れておきました。

 箸にも棒にも引っかかりませんでしたが、とある句にとある方から点をいただいていて「作者バレしたんか!?」と思いました。うん、バレやすいしな……すぐバレるんで、わたし……わはは。そういうわけで、ここで供養しますので、よろしければご覧くださいませ。

 

珈琲で付き合う晩酌の寒波
けだるげなパジャマ干す部屋冬の雨
ぬいぐるみ隣に並べひなたぼこ
好きな子の訛り教わる春隣
日脚伸ぶ伸びへんかったらごめんやで
先輩のフリーキックへ日脚伸ぶ
ホームラン見上げ白息ばかりなり
焼肉は焼くだけの兄冬深し
この指輪もういらないね雪女

 

以上、相田えぬ作でした。

2023_002 美術館に行く

 具体的にどこの美術館、とか、どの展示、とか、そういうのは一切なくて、漠然と「最近行ってないな、行きたいな」と思って。子どもの頃から「ピカソが好き」と言っていた妹が、「ピカソが見られるから行く」と言ったのでついて行った感じです。

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 一部写真OK、SNS等掲載OKということだったので、妹に言われるままに写真を撮りました。完全に資料班(ばくしょう)

 見たことがない作品ばかりで興味深かったです。クレーの作品が特に好きでした。

 地下2階がコレクション展で、ピカソの特別展のチケットで見ることができました。ツイート、特別展って書いてるけど、コレクション展です。

 メル・ボックナーの《セオリー・オブ・スカルプチャー(カウンティング)&プライマー》という作品は、作図のようなものと(プライマー)、石とチョークの線で構成されたアートが展示されています。作図のとおりに石が並べられていて、ただそれだけの空間なんですが、とてもおもしろかったです。

 うっかり「同時代の日本人作家たち」の展示を見逃してしまったのですが、ピカソとボックナーでだいぶおなかがいっぱいだったので、まあよしとします。タイトルだけ見ても「あ~~~見てもわかんないやつだ」と思いました(ばくしょう)

《セオリー・オブ・スカルプチャー》は自己表現する彫刻作品である。

 公式サイトの作品リストのPDFにあるボックナーのプレスリリースの記述が、この作品を見るときのガイドラインのようになっている気がします。記述の中に数学の話が出てくるように、この作品からは数学の概念を感じます。同時に、集合体と個の関係性、個と個の間を意識させられました。

 言葉で表現するのはとても難しいのですが、機会があればぜひ!

 今回はじめて阪急梅田駅から徒歩で向かいましたが、案外行けたので国立国際美術館が身近になってよかったです。

 

 以上、ふたつめでした。