夢の跡地

ちいさな夢を叶えたら書くブログ

06 俳句で賞をとる

 手帳の「やりたいことリスト」にこの文言を書いたとき、「出すことに意味があるから!」と自分に言い聞かせたんですよね。まず出す。四の五の言わずに出す。そこからはじめる。なんとなく避けていた「賞レース」。賞金の文字に目が眩んだだけとも言うし、今回に関しては「参加賞:レターセット」が気になっただけとも言う。

 仕事から帰宅すると、わたし宛の封筒が。「これはもしかしてレターセットでは?」とわくわくしながら開けたら賞状が入っているじゃありませんか。レターセットは「じゃばら便せん」というもので、これがまたなかなか渋くてかっこいいんですよ。クリアファイルも孔雀の絵で――いや、渋っ。めっちゃ渋っ。なにこれ渋っ。これ使いこなせるほどの人間じゃないですよ。あ、もしかして、使いこなせる人になってねというメッセージかな? そんなメッセージ込める? ここに? とプチパニック。ひとまず、晩御飯を食べて落ち着こう。そうしよう。

 食べた。何度見ても「入選賞」と書いてある。作品集にも句と名前が載っている。うれしくてついTwitterに載せちゃった。プライバシー皆無。本名で活動してるから致し方なし。まあ今日だけ調子に乗らせてくださいよ。いつもアイドルの話しかしてないのにね。アイドルの話するとフォロワー減るの、そろそろ傷つくぞこんにゃろ。わたしは生粋のアイドルオタクなんじゃい。あ、話がそれた。

 句を作っているとまだまだバラつきがあって、よくてツーランたまに送りバントほぼ三振なんですけど(補欠やんけ)、技術的なことは一旦置いておいて、ひとまず素直に喜びたいと思います。ぶっちゃけめちゃくちゃ恐れ多いんですけど! ここに書いたらきれいさっぱり忘れて、引き続き楽しく句作したいと思います!(多分普通に忘れます。鳥頭なので)

 蜘蛛の糸白し面会謝絶の夜  池田奈加(第八回関西現代俳句大会入選賞)