夢の跡地

ちいさな夢を叶えたら書くブログ

04 オイルマッサージをする

 雨の日に出かけるのは憂鬱だったけれど、今日は自身の体を癒すべくいつものマッサージ店に向かった。普段は足つぼとボディマッサージを受けるが、思い切ってオイルマッサージを予約してみた。というのも、筋肉疲労以上に心労が酷すぎるため「これは自分を最大限に甘やかすしかない!」と思い立ったのだ。

 さて、オイルマッサージというのは文字通りアロマオイルを混ぜたマッサージオイルを体に塗り、リンパの流れをよくするというもの。つまり、紙パンツ一丁になるということだ。しかし、あかすり体験済みのわたしに怖いものなどない。いや、見せびらかすつもりもないけども。

 ひとまず足つぼマッサージを受けるため、半袖とハーフパンツの着替えを着用。ハーフパンツ、めちゃくちゃアロハ柄だな。すげえ夏。最高だ。足湯を5分、そしていよいよ足つぼ――といつもなら、施術してくれるお姉さんが渾身の力を込めてゴリゴリと足裏を刺激するのだが、今日はそんなに力が強くない。おかしいぞ、もっとゴリゴリするはずでは。そわそわするわたしに、お姉さんが呟く。

「今日、やわらかいですね」

 やっぱりそうですよね!? あのカッチカチの鉄板みたいな足裏が、なんかふにゃふにゃですよね!? なんでや!? あの鉄板はいずこ? 不思議に思いながら気持ちよさにまどろんでいると、いよいよオイルマッサージのターンに。シーツとホットマットの間に挟まると、お姉さんがふくらはぎから施術をスタート。

 ほのかに香るアロマとぬらぬらした独特の感触。なるほど。これがオイルマッサージか。と油断していたら、普通に痛かった。凝りすぎて。体中どこもかしこもグリグリでゴリゴリのバキバキだった。擬音語しか使えないレベルなもんで、終わった直後、お姉さんが「体は全然やわらかくなかったですね! やっぱり!」と笑っておられた。

 わたしは痛みに強いので、普段のボディマッサージもおそらく強めだと思うけれども、オイルマッサージは「押す」というより「さする」のほうが感覚的に多め。ゆえに、こそばゆいと感じる人もいるだろうな、と。わたしも背中はさすがに「おわっ!」と思った。さすがに声は出なかったけど。

 自分へのご褒美にはちょうどいいかもしれない。温泉のときから思ってたけど、服を着ないという解放感、時々欲しい。そういう意味ではかなりリラックスできるので、全裸(紙パンツ履くけど! 施術のときに丸見えになることないけど!)が平気な人は体験してみてもよいかも。うーん、いい時間だった!